不採算案件はどうして発生してしまうのでしょうか?
また、コストと売上の構造を教えてください。
売上とコストの構造については、インターネットやウォーターサーバー、電気、ガスなどの販売の中で、それぞれの単価から不動産管理会社にお返しする原価を我々がある程度算出し、決定するという構造になっています。その中で、これは我々もリスクの1つだと思っていますが、新電力の単価が著しく下落しています。
本来、不動産管理者は例えば売上が「10」で原価が「5」という状況において、売上が「5」ないしは「5以下」になると、当然原価を減らすようなアクションを取らなければいけません。ただし、不動産管理会社との取引の中で個別に原価を決めているため、規約上、一方的な通知だけで変更できるものではありません。信頼関係も含めて、しっかりと経済条件のお話をした上で下げていくことになります。
我々には全国に不動産管理会社のお客さまがいます。1社1社に対して丁寧にご説明し、できれば解約されることなく、我々のサービスをしっかりご理解いただいた上でご利用いただきたいと思っています。ただし、「経済条件に関しては見直しをさせてほしい」というかたちで段取りを組んでいくため、今回は不採算案件が発生しました。
今後に関しては、売上の原価をしっかりと見極めながら、お客さまである不動産管理会社にもフレキシブルに価格を設定できるように見直していきたいと思っています。創業来、我々が主力サービスとしているものですので、不動産管理会社としっかりコミュニケーションを取りながら採算性を維持するよう努力していきたいと思っています。