上場時から売上・収益ともに大きく成長されています。個人投資家として多くの企業を見ていますが、ここまで順調な成長を続けている企業は多くありません。一方で株価は上場時と比較してほとんど変わりがない状況です。今期M&Aを積極的に実施する上でも株価・時価総額が大きいに越したことはありません。 CFOの重要な仕事に企業価値の向上があると思いますが、株価について、どのように対応していくお考えでしょうか?
当社の開示や状況を細かくご覧いただきましてどうもありがとうございます! 2017/3の上場時株式公募価格は1,500円(株式分割考慮後、以下同)で、これを記載している時点の株価は1,599円と、残念ながらご記載いただいた通り上場時から大きく上がっているわけではありません。当社が2019/5に5カ年中期経営計画を開示し、2020/3にボトムで458.5円をつけてからは約3.5倍にはなっているものの、当然にまだまだ満足できる水準ではありません。 同中期経営計画において積極的な投資を行い、計画前後で売上高は2.6倍、粗利は2.8倍と拡大し、売上高CAGRは従前から1.5倍となる21.5%とすることができ、更なる成長に向けた素地を整えることができました。 25/3期以降は、売上高とともに利益指標であるEBITDAをいずれも成長させていくという方針を掲げています。現在、当社のような小型株はPERで評価されることが多いと認識しておりますが、利益成長を継続的に図っていくことで時価総額を拡大させていくことの他、潤沢なキャッシュフローから生じる現預金や借入を活用することでM&A等を行っていくことで非連続な成長を図り、PER自体を切り上げていくことを目指していきたいと考えています。 一方で、まだまだ市場における当社の認知度は高くないと認識しており、まずは当社を知っていただくこと自体の重要性も高いと考えています。限られたIR予算ではあるものの、その中で皆様に知っていただく活動も継続的に行ってまいります(この質問箱も当社の存在を知っていただくための活動の一環です)。