新卒事業について、採用広告媒体としての受注苦戦の背景は何か。契約企業数と受注単価ではどちらの方が苦しいのか。業界でのトレンドはあるか。
新卒採用事業の最終的な成果としましては、企業さんに入社する人材をどれだけ紹介し、入社決定できるのかというところが、最重要だと考えております。弊社の場合、採用広告媒体として運用しているのみならず、人材紹介も合わせてハイブリッドで提供しているサービスモデルになりますので、お客様の期待としては採用広告媒体のみというわけではなく、人材を紹介いただけるかというところが非常に重要な提供価値となっております。
こちらが、2025年卒以前、2024年卒、2023年卒のところで、学生のアクティビティが減ったことにより、学生の紹介がお客様の期待に応えられないという状況が継続しておりまして、そちらを今回復させ、さらには伸ばしていく最中でございますけれども、こういった学生の紹介数や質が低下していく傾向にある中では、企業様としても弊社に対して発注であったりとか、期待を抱きづらいというところから、受注苦戦をしていたという状況でした。Goodfindの会員利用や、マッチングの改善を進捗させることで、お客様からの期待をより高めていくことで、受注の成長にもつながっていくことと考えております。
受注企業数と受注単価でどちらの方が苦しいのかというご質問でございますけれども、こちらは苦しさという点では、両方とも向き合っていくべき課題であると考えております。
受注単価という観点では、企業様の一人当たりの価値に対する捉え方であったり、期待という観点では、優秀な人材であったり、人材難のこの時代、これからのトレンドとしてもお金をしっかり投資するようなモメンタムはあると捉えておりまして、受注単価の方は比較的しっかり取れていくと見込んでいるところでございます。
一方で、契約企業数に関しましては、学生をおつなぎできるかというところが、契約企業数が増えるかというところにも相関していきますので、今現時点で捉えている一つの苦しさ・ボトルネックでいきますと、いかに紹介できる学生をナーチャリングし、企業様におつなぎできるかというところが、両輪ではございますけれども、学生向けのテコ入れを重要視している最中でございますので、学生が増えていく中において契約企業数も自ずと増えていくところにしっかりつなげていければと思っています。
業界トレンドとしましては、新卒のマーケット自体は引き続き学生及び優秀な人材のニーズは高く、企業様の引き合いも引き続き多い傾向にはございますので、しっかりいい人材を早期に確保するというところに、Goodfindとしては提供価値を発揮していきたいです。優秀な学生を確保することへの企業様の意欲は非常に高まっているトレンドではございますので、就活の早期化みたいなお話もよくございますけれども、そういった学生様に早期にタッチポイントを持ちながらいい学生を早めに取ろうというところで、早期にそういった候補者を確保する動きは続いているかなと思います。