質問

NJSSの粗利率は高く、利用ユーザーが増えてもデータベースへの情報収集量は増えないので売上高が伸びれば粗利率も上がると思います。一方で、ondeskやえんフォト、BPOはコスト構造が違い、利用される方が高ければそれなりの労働力が必要になると思います。そのうえで、それぞれのサービスにおいてもう少しスケールが大きくなってきた時に目指されている粗利率や限界利益率の具体的な数字はありますか?

回答

まず、NJSSの粗利率は直近(FY24/3Q)で92.8%であり、利益効率の良いサービスです。情報収集による作成したデータベース提供に対するコストは基本的には一定のため、有料契約件数の増加によって売上高が増加し、高い限界利益率を維持できております。 全社の粗利率は直近で72.1%であり、数字は非開示ですがfondeskとえんフォトの粗利率もNJSSほどではないものの高い水準で推移しております。 fondeskにおいては、クラウドワーカーが電話の一次受けをする為ある程度の変動費がかかるものの、サービスの付加価値により現在の水準の粗利率を継続できており、将来的にさらに付加価値を乗せられる新サービスの開始や値上げができれば粗利率も向上していくと考えております。 BPOは他のSaaSとは違い、全社の粗利率よりは低いものの同業他社よりは高い水準です。 全社の売上高推移を見ると、SaaS売上高が成長のドライバーとなり、SaaSの売上高比率が高くなっております。中長期ではSaaS事業に優先的に投資していくことを考えておりますので、粗利率もさらに良化する可能性が高いと考えます。

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