黒字化の時期が早期化するシナリオがあれば教えて下さい。
引き続き2025年度の通期黒字化計画に変更はありませんが、黒字化達成時期が早期化するシナリオを2つ紹介します。
1つがARR成長率及び生産性が、業績予想シナリオよりも大きく上振れした場合です。この場合、業績予想シナリオで想定する固定費を上回る限界利益を獲得できるため、黒字化時期が早まります。なお、ARR成長率が想定よりも高まる場合、当社の事業機会が想定よりも大きいという評価にもなるため、投資を増やしその事業機会を早期に獲得するという選択肢をとる可能性が高いです。
また、2つめは、投資を控えた場合です。具体的には採用ペースを鈍化させたり、マーケティング投資を縮小した場合です。この場合、固定費増加が止まるので、ARR成長分の限界利益増加額分だけ損益が改善し、黒字化の達成時期は早期化します。一方でARR成長率が鈍化することにもなります。この場合、黒字化の達成時期は早まるかもしれませんが、我々はこれだけ大きな市場で戦っていますし、我々のような社会に必要な事業は早く伸びる義務があると考えていますので、この保守シナリオを選択するケースはワーストケースだと考えています。
現状の事業機会や経営環境においては、予定通り投資を加速しARR成長率の更なる加速につなげていくべきだと判断しています。