第1四半期における新規サービス「クラシルリテールネットワーク」の今までの手応えなどについて教えてください。

いくつか重要なポイントがあると考えています。まず、導入企業先に関して、案件をパートナーが取得できるかどうかという点です。今回、日本国内でも非常に大きなメディアである「Yahoo! JAPAN」および「SmartNews」の2社が私たちのパートナーとなってくださったことは、その証明になると思います。
やはり広告単価やアドネットワークの単価が市場全体で下落している中で、新たな収益手法を各社が確立したいというニーズは非常に高いです。
さらに、これらを活用した案件において、ユーザーの定着率が非常に高いことから、今後もこのサービスを導入したいと考える企業が増加するだろうと予想しています。初期の営業成果としては、非常に良い結果が得られたと考えています。
導入企業ごとに経過時間は多少異なりますが、まだそれぞれ1ヶ月から2ヶ月程度しか経過していない中で、初期的には1回利用していただいたユーザーの定着率が非常に高いという評価を受けています。また、アドネットワークとは異なるかたちで、ユーザーに喜んでいただける新しいプロモーションとしても非常に高い評価をいただいています。
ただし、「業績としてヒットするのは来期以降ですよ」というのはどのようなことかと言うと、現在はテスト的な段階であり、アプリ内においてユーザーのトラフィックがまだ大量に集まっている状況ではありません。そのため、これらを徐々にテストを重ねることで、ユーザーにとってわかりやすい位置に配置されるようになり、それが次のフェーズに入ってくると考えています。

さらに申し上げると、一度利用したユーザーがリピートを繰り返すことにより、先ほどご覧いただいたコホート分析にもあるように、初期に獲得したユーザーが時間の経過とともにARPUを押し上げています。初月こそ小さく見えますが、時間の経過とともに、ミルフィーユのようにどんどん積み重なっていくモデルとなっています。
時間の経過とともにクライアントからの評価が上がり、それに伴いARPUも向上していきます。その結果、当社が得る収益も、今年より来年、さらには再来年と、現在獲得したユーザーからの売上が増加していくと考えています。このような売上の推移となっていくことが、このミルフィーユの構造からも見てとれるかと思っています。総じて、順調に進んでいると感じています。