質問

競合のサービスと比較されることも増えてきたとのことですが、ビジネスを有利に展開する上で重要な、競合優位性は何でしょうか?

回答

(参考 1Q決算説明会資料P30) 競争優位性は大きく3つあると考えております。 1つ目は、訪問看護領域にワンストップでステーション運営の効率化というソリューションを提供していることです。 電子カルテ『iBow』を基幹のシステムに据え、iBowと完全連動しているレセプト請求システム『iBowレセプト』、レセプト請求に関する⼈員不足を補うBPOサービス『iBow事務管理代⾏サービス』、ステーションの勤怠管理に特化したシステム『iBow KINTAI』、2024年より義務付けられた法定研修に係るe-ラーニングサービス『iBow e-Campus 訪問看護 法定研修編』等、訪問看護の課題に特化したサービス群を多数展開しているのは当社のみという認識です。 2つ目は、当社のiBowは、訪問看護に特化した業務支援の電子カルテを強みとしており、他社さま(介護業界向けレセプトシステムから波及させて訪問看護のプロダクトを作り込んでいるシステム)とは訪問看護業務における生産効率やガバナンスにおける考え方が異なります。

例としましては、他社は入力項目が介護と共通となっているものも多いのですが、iBowではステーションごとに入力をカスタマイズでき、より訪問看護に特化されたシステムとして現場の方に効率よくご利用いただいております。 また、厚生労働省が示すガイドライン、セキュリティポリシーを遵守しており、より多くの看護師を抱えるステーションの入力内容をシステムで統制する場合等に選んでいただいております。 そのため、事業所の利益をより追求されたい事業所(より1⼈1⼈の業務効率を向上させたい事業所)や、ガバナンスの強化(誤った入力、不正入力をシステムで統制したい)を意識される事業所に採用されています。 3つ目は、当社に蓄積された、当社にしかない慢性期医療データを活用している点です。 例えば4月にリリースした『AI訪問看護計画』は、リリース当初からiBow内に蓄積された利用者情報、訪問看護計画書等、さまざまなデータを統合・分析し、生成AIを活用してワンクリックで訪問看護計画書を作成するサービスであり、リリース以来(レセプト請求データではなく)電子カルテ領域においてデータを蓄積してきたiBowにしかできないサービスであると考えています。 なお、現在も毎月4万⼈以上の看護師等の方にiBowを活用していただいており、データはさらに加速度を上げて蓄積されております。

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