質問

先ほど社長が「プロジェクトへの関わり方」について高度なことを要求されるケースも多いとおっしゃっていましたが、実際に新卒を半年ほど研修しただけで、大企業の部課長層の右腕となって成果を出し切れるのかは疑問があります。そこが難しいからこそ、最終的には離職につながるおそれもあるのではないか、と感じました。つまり、ビジネスモデル自体が高度であるがゆえにスケールしにくいのではないか、という印象を受けたのですが、その点はいかがでしょうか。

回答

おっしゃるとおり、新卒が半年の研修を受けただけで部課長クラスの右腕になれるかというと、もちろんすぐにそうなるわけではありません。部課長層の“パワー不足”といってもケースはさまざまで、単純にマンパワーが足りていない場合もあれば、能力や正しい進め方がわからないという場合もあります。 当社としては、まず経験を積んだ役員やマネージャーがクライアントの現場に入り込んで本質的な実行支援を行い、「我々はこういう価値を提供できますよ」ということを示します。その段階で分かってくるのが、「もっと細かいレベルのタスクでも人手が足りない」という現状です。そうした部分を当社の若いメンバーが担うことで、プロジェクトのボトルネックを取り除き、全体をスムーズに動かしていく。そこから2年かけて若手を育成し、徐々にマネージャーに近いレベルまでスキルを上げていくという流れです。 ですので、新卒がいきなり高度な業務に飛び込むわけではなく、まずは比較的ハードルの低い作業からスタートしてもらい、そこから段階的に成長を促す仕組みになっています。結果的に、当社のビジネスモデルは確かに高度ですが、それを支えるための段階的な成長プロセスを整えているつもりです。スケールしづらい面はあるかもしれませんが、その分、付加価値を高められるよう工夫しているところです。

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